<症状と原因~元気がない>
普段元気なネコが外傷も特に病気の症状もないのに急に大人しくなったように感じる、例えば飼い主さんがネコちゃんの名前を呼んでも見向きもしなかったり、食事の時間などに興味を示さず、物陰でじっとしてたりなどがそれにあたります。大体の場合食欲低下が見られます。体力や免疫力の低下がおこっているかも知れません。回復が早かったとしても、今後の為に健康に気を使う必要があります。「寝てばかりいる」という声も良く聞かれますが、一般的に通の1日約16時間を寝て過ごすと言われていますので老齢になった猫は更に睡眠時間が長いとも考えられます。
病気以外の心理的要因病気やケガ以外の要因は心理的なものが大部分です
猫同士の喧嘩に負けてしまった 引越しをした 新しいペットが増えた 家族構成が変わった ストレス 暑い・寒い ヘアボールが溜まっている一緒にみられる症状病気やケガの場合、他の症状が一緒に見られます
食欲が落ちる 熱がある 鼻水やくしゃみがある よだれが増える 涙目になる 歩き方の異常 下痢・便秘などの便の異常 呼吸が荒い 嘔吐する疾患が原因の場合どんな病気でも元気消失は見られますが特に多い病気
打撲 骨折 フィラリア 肝臓疾患 糖尿病 腎臓疾患 感染症 心臓疾患 皮下腫瘍 回虫症 子宮蓄膿症 僧帽弁閉鎖不全 猫白血病ウイルス<補足~元気がない>
ちなみに、猫というのは若くて元気でも、落ち着ける場所があればよく眠ります。猫は一日に合計16~18時間くらい眠るのが正常で子猫は20時間近いです。24時間の大半を寝て過ごしているので、一生のうち約2/3ぐらいは眠って過ごすことになります。上向きでお腹を見せて、足をダラーンと伸ばして寝ている状態はリラックスしてます。自宅でのケア
無理に食べさせたり飲ませたりは少なくとも24時間はしないでおきましょう。食欲低下以外の症状がない場合は24時間たってから徐々に少しづつ食事を与えてみてください。猫は36時間絶食が続くと、脂肪肝が心配になります。脂肪肝は急激に発症し進行していきますので、36時間以上絶食させてはいけません。ご飯と食べない&他に症状がある・・・24時間様子を見て改善しなければ病院へ
多少食べるが小食になった・・・72時間様子を見て改善しなければ病院へ