<症状と原因~呼吸がおかしい、せきをする>
苦しそうに息づかい・せきをしていましたら、肺に何かしら問題が起きていると思います。呼吸ができなく空気を取り組めないからです。正常に呼吸している時には、胸とお腹が大きく同じぐらいの割合で膨らんだり縮んで、ひどいと腹式呼吸のみで息をするようになります。腹部のみで苦しい呼吸をしていましたら危険な状態です。普段と違った呼吸音が聞こえてたり・呼吸のリズムなどがおかしい場合はぜんそく・呼吸系の症状が考えられます。猫のぜんそくは、息をするのがやっとというような苦しそうな息づかいをし、舌を出して「ヒィーヒィー」するような呼吸になり、苦しいので口は開けたままになります。
慢性的になりますと咳が多くみられています。初期の症状では、突発的な呼吸困難の後、酸素吸入やステロイド剤・気管支拡張剤の投与で症状の緩和がみられます。
呼吸困難になった猫は迅速に獣医師さんの診察が必要です。せきをして呼吸がおかしい時は、次のような要因が考えられています。
①重い心臓病を発病している。
②貧血になっています。
③悪性の腫瘍(ガン)がある。
④細菌感染の発生。
⑤ネコ伝染性腹膜炎にかかっている。
⑥事故にあって胸部に骨折や内臓破裂がおきている。
⑦胸の内部(胸腔)に液体がたまっている。