<症状と原因~膣の腫瘍>
しこりなどがあるときは外陰部(平滑筋腫、線維腫など)から腫瘤が飛び出している場合があります。膣の腫瘍は性ホルモンが何らかの作用によって引き起こされていると考えられます。
<対策・治療方法~膣の腫瘍>
外科的手術による患部の除去が一般的です。不妊手術をしていないネコが発症した場合は性ホルモンの影響を無くすために卵巣も一緒に取ってしまうこともあります。
生殖器の病気というとメスでは子宮内膜症や子宮蓄膿症などが代表的ですが、生殖器の病気ですので乳腺疾患や妊娠に関するトラブルも含まれます。オスの場合、前立腺の疾患・精巣疾患・肛門疾患などが代表的です。しかし、これらの病気は飼い主さん達のペットへの健康管理意識が高まり、去勢や避妊手術をする事が増えた為、病気そのものは以前に比べ減ってきていると言えます。特にオス猫は去勢をするとその後生殖器系の病気の心配はほぼ皆無と言えます。メス猫は避妊手術をしても起こる病気もあるので100%安心とは言えません。
また去勢や避妊手術は麻酔を使う為、麻酔による健康被害などのリスクもありますが、発情期による困った行為やペットのストレスそのものもなくなり、病気のリスクも下がる為、結論的に寿命は伸びると言われています。
手術ですので、手術前には12時間前後の絶飲食があったり、手術までにはワクチン接種を終えておくなど色々と関連要項がありますので、かかりつけのお医者様への相談を納得できるまでしっかりしてください。
しこりなどがあるときは外陰部(平滑筋腫、線維腫など)から腫瘤が飛び出している場合があります。膣の腫瘍は性ホルモンが何らかの作用によって引き起こされていると考えられます。
外科的手術による患部の除去が一般的です。不妊手術をしていないネコが発症した場合は性ホルモンの影響を無くすために卵巣も一緒に取ってしまうこともあります。
グルーミングや授乳などによって乳腺に細菌が感染して、乳腺が炎症で腫れる症状です。出産後、親猫子猫に授乳している時に起き、乳汁の分泌が多過ぎるケースや、細菌の感染によって起こってしまいます。
乳汁の過剰は、産まれた猫がすぐに死んだ時や、出産した仔猫の数が少ない時などが考えられます。子猫が爪で親猫の乳を傷つけてしまいそこから感染するケースなどもあります。
症状は乳房が腫れ、痛みや熱を持ち、次第に化膿して膿が出ます。乳腺が張ってきて熱を持ちます。乳腺から全身に発熱がみられたりもあります。触ると痛がることもあります。また、黄色い乳汁が分泌されることもあります。
細菌を殺すために抗生物質など投与します。また、その他の原因に対しての治療を行います。乳中の場合は、授乳を中止させます。乳腺が張っていても、マッサージはしない方が良いでしょう。マッサージをすると逆に炎症がひどくなる事もあります。
熱を持っているようなら、その部分を水でぬらした布や冷湿布などでよく冷やすと効果的です。細菌に感染していなければ消炎剤を使うだけで比較的すぐに回復します。細菌感染が考えられるなら、抗生物質を投与するようになります。
子宮の内部に膿がたまる病気です。若い時期でなることもあります。通常は5歳以降に多くみられております。高齢のメス猫で元気がなく・食欲がなくなり・水を飲んでいる・更には、陰部から出血・膿が出ていればといえば子宮蓄膿症と考えて下さい。
発情後に細菌が子宮内に入り込んでしまい増殖して起こってしまいます。卵巣のホルモン分泌バランスが悪いとおきやすいです。主な原因は大腸菌・サルモネラ・ブドウ球菌などによるものです。
多量の膿がたまった場合腹部が膨らむこともあり。多くの症例で多飲多尿がみられる。子宮が破れて、腹腔に細菌が漏れ出た場合、腹膜炎をおこし、短時間で死亡します。
一般的には外科的治療によっての子宮・卵巣の切除が有効な治療とされていますが、ネコの状態によっては抗生物質やホルモン剤などの服用で治療をする事もあります。手術で膿の溜まった子宮と、卵巣を取り出し、抗生物質で腹腔内を洗浄させていきます。通常は、手術が早い段階で行なえば助かりますので、早めの発見が大事です。
手術なしで治療する場合、抗生物質と子宮頚管を開く注射で膿を外に出させるという方法もありますが、延命効果はありますが最終的には命を失ってしまいます。また、避妊手術を受けていれば予防は可能です。ただし、卵巣のみの摘出の場合は子宮蓄膿になることがあります。
卵巣の腫瘍では、卵をつくる卵胞にできる腫瘍は約50パーセント前後は悪性といわれる。子宮の腫瘍ですと、悪性の子宮腺がんが多い。子宮から卵巣・肝臓・リンパ系・更には脳細胞にまで転移しやすく、転移すれば手遅れとなってしまう。
中高年に発症しやすく乳腺腫瘍も、初発情が起きる前に避妊手術を受すれば、ほとんど予防できる。卵巣や子宮、乳腺などは女性ホルモンの影響下にあり、なんらかのホルモンバランスの異常によって、各部位に腫瘍が発現する可能性がきわめて高いのである。
また、子宮内膜炎・子宮蓄膿症なども、女性ホルモンのバランスが不安定だと、子宮内の細菌感染をふせぐ機能が低下しやすい。 また長期に渡ってしまいますと外陰部から出血をします。ガンが大きくなるにつれておなかも膨らんできます。
ガンが疑わしい場合は外科的治療による切除をおこないます。症状としてはどちらも子宮からの出血が見られます。治療方法は抗ガン剤の投与を行いますが、状態によっては手術で子宮を除去しなければなりません。 。
猫がこんなときに…症状別対応
猫がこんなときに…病気別対応
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(歳) | 1 | 5 | 10 | 20 | 27 | 33 | 39 | 45 | 50 | 55 | 60 | 65 | 70 | 74 | 78 | 82 | 86 | 90 | 93 | 96 | 99 | 102 | 105 |
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