<症状と原因~対称性の脱毛>
体の左右がほぼ対称に脱毛する病気でかゆみや痛みはないようです。症状が進行すると最初は後ろ足からの脱毛が腰や背中・わき腹・尾の下などにも広がっていきます。
ハッキリとした原因はよく判っていませんが、性ホルモンのバランスとの関連が考えられます。
体の右側と左側が同じように脱毛していきます。後足の間当りから毛が抜けてから、被毛が薄くなった部分が次第に腹の方に広がっていきます。症状が進んでしまいますと腰や背中・わき腹・尾の下・後足の内モモまで脱毛が及びます。対称性の脱毛は、毛の根元の毛包が萎縮する為に起こります。
脱毛はアレルギー症状・内分泌の障害等による病気が関与するものと、季節の変わり目等に自然におこる生理的なものがあります。
猫の対称性脱毛は、痒みはあまりありませんが、悪化すると発症部位が硬くなってしまい痒みを伴う事があります。
<対策・治療方法~対称性の脱毛>
毛の根元の毛包は萎縮し脱毛しますが、その原因は不明です。去勢や不妊手術をうけた猫やホルモン剤(エストロゲン・アンドロゲン・プロゲステン)を長期投与している猫に多くみられます。
ホルモンバランスとも関係していると言われています。ただ去勢等をしていない猫にも発病します。