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犬の腎臓の病気(腎臓病・腎不全)一覧

体中の老廃物や余分な水分を排泄させたり、体液を一定の量に保つようにする器官が腎臓です。排泄は「尿」として排泄するのですが、腎臓の機能が落ちると、尿として排泄する老廃物の量が減ってしまいます。すると体内に残った老廃物をなんとか排泄しようと、更に尿を作り出そうとするのです。その為、腎臓を悪くすると多飲多尿となるのです。

多飲多尿は腎臓病発覚の重大な1つの手掛かりになります。また排泄しきれない老廃物で他の部位に悪影響を及ぼす事も多々あります。腎臓は非常に大切な役割を持っている事がわかりますね。腎臓の働きが「100%」ではない状態を腎不全といいますが、腎不全は現在の医学では完治は望めない病気ではありますが、投薬などの必要な治療は続けながら、食事療法等で、腎不全を患いながらでも、長生きさせていくことは充分可能です。

ペットの腎機能の低下の目安は、尿の色・尿の匂い・量が早期発見の鍵となります。血液検査で異常がわかる時にはかなり状態が悪いなどと言う事も少なくありませんので、日常的に腎臓に負担をかけないような生活をおくらせてあげたいですね。

<症状と原因~前立腺炎>

前立腺肥大は、前立腺が腫れて炎症になった症状で原因によって何種類かに分類されます。前立腺嚢胞、良性前立腺過形成、細菌性急性前立腺炎、前立腺膿瘍、細菌性慢性前立腺炎の5種類があります。

症状は、おしっこの量が少ないときは、尿が作られていても尿の通り道が塞がってしまっていて排尿できない病気が考えられます。尿意はあるので排尿の姿勢をとりますが出ないという状態が続きます。

急性では、発熱や嘔吐、食欲不振、排尿障害などがみられる。痛みが強いときには、背中を丸めてうずくまってしまうほど。ひどくなると、血尿が出ることも。慢性では、症状が分かりにくくて、前立腺の肥大もみられない。 尿道から入ってしまった細菌が、前立腺に感染してしまって炎症をおこしたためにおこる。

<対策と治療方法~前立腺炎>

レントゲン検査・超音波検査・血液検査をすることにより正確に診断できます。血液または膿の培養によって効果的な抗生物質を選択することができ、これによる治療を少なくとも3週間行い、感染の症状がみられなくなっても、さらに1週間は治療します。

膿瘍を作っている場合には口から飲んだ抗生物質はその中に到達しにくいので手術も必要になることがあります。去勢は再発防止に有効です。

<症状と原因~子宮蓄膿症>

中高齢期の雌犬にとりわけ多いのが「子宮蓄膿症」である。これは、子宮内に侵入した大腸菌などの雑菌によってひきおこされる病気だ。ふだん、子宮内は体の免疫のおかげで、無菌状態にある。

ところが、雌犬の性周期のなかで、卵巣の卵胞から成熟した「卵」が「排卵」されると、子宮内膜では、受精卵を着床させるために、細胞分裂がさかんになって内膜がぶ厚くなり、受精卵の栄養となる「液」をたくさん分泌するための「子宮腺」が増えていく。

この時期、子宮内は、雌犬にとって「異物」である精子とむすびついた受精卵を守るために、免疫機能がいくらか弱くなる。そのとき、子宮内に侵入した細菌がいれば、受精卵の代わりに、免疫力が弱く、さらに栄養分に富んだ子宮内膜にもぐりこみ、繁殖をはじめる。

そうなれば、子宮の内膜が炎症をおこし(子宮内膜炎)、さらに化膿がひどくなり、膿がたまっていく(子宮蓄膿症)。この時期、子宮の入り口は、本来なら、内部に入る精子をとどめ、受精卵の着床を助けるために、閉じられている。そのため、細菌と膿を体外に排泄できず、子宮内での炎症・化膿がさらにひどくなるのである。

もちろん、雌犬が若く元気で体力もあり、免疫力も強く、ホルモンバランスもよければ、たとえ受精しなくても、すぐに子宮蓄膿症になるわではない。歳をへて、中高齢期になると、活力も体力も免疫力も低下する。そうなれば、なにかの機会に膣から子宮に侵入し、子宮内で身をひそめていた大腸菌などの細菌の働きが活発化する場合がある。

放置すれば、子宮内膜炎から子宮蓄膿症へと病状が悪化。大腸菌などが出すたくさんの毒素が体内にまわって、腹膜炎や腎炎、肺水腫、さらに腎不全など多臓器不全で一命を落としかねないのである。

<対策と治療方法~子宮蓄膿症>

子宮と卵巣の摘出手術を行います。妊娠出産を希望する場合は炎症を抑えるための抗炎症剤や抗生物質、ホルモン剤などの投与を行いますが、再発することが多いため、外科手術が原則です。子どもを産ませないのであれば、避妊手術をしておけば、病気の予防にもなります。

<症状と原因~肛門嚢炎(こうもんのうえん)>

肛門の左右両脇には、イタチやスカンクのように、悪臭を放つ一対の分泌腺である肛門嚢(のう。袋のこと。)があります。その内容物は、ウンチをする際や、興奮した時に、導管と呼ばれる管を通って、肛門近くの開口部から排出されます。

内容物は大抵、魚の腐ったような臭いを発しますが、その性質は様々で、サラッとした液体のような子もいれば、ドロッとした粘性の高い泥状の子もいます。肛門嚢の導管がなんらかの原因で閉塞したり(ドロッとした子だと元々詰まりやすいです)、内容物の分泌亢進などによって、嚢内に分泌物が充満し、そこに細菌感染が生じると、肛門嚢炎になります。

原因は、慢性的な軟便、または下痢を起こしていて、肛門周囲が汚染されている子で起こりやすいとされています。また、肛門括約筋などの筋肉の緊張力が低下しやすい、小型犬や肥満犬でもよく見られます。肛門嚢炎に化膿菌が関与し、導管の閉塞が持続すると、嚢内は膿で充満し、膿瘍(のうよう)となります。

犬では肛門周囲の疾患の中で最も発生頻度が高く、年齢や性別による差はありませんが、特にミニチュア・プードル、トイ・プードル、チワワなどの小型犬に多いとされています。

起こる症状として、肛門嚢の炎症や、分泌物の貯留に伴う、肛門周囲の不快感に起因した様々な症状が見られます。つまり、肛門周囲を舐めたり噛んだり、肛門を地面や床に擦り付けて歩く独特の動作をしたり、自分の尾を追いかけてグルグル回る動作をしたりします。

ひどい時は、慢性的な不快感のために犬猫の性格が変わることもあります。肛門嚢炎が進行し、膿瘍が起きると、発熱から食欲低下などの症状が現れ、さらに進行すると、肛門嚢の部分の皮膚が破れて穴が開き、膿の排出、出血が見られます。

<対策と治療方法~肛門嚢炎(こうもんのうえん)>

予防としては定期的に肛門嚢をしぼるのがよいです。病院で身体検査の際に獣医師がしぼる方法を習えば家庭でも行えます。

皮膚に穴が開いたり膿が出ている場合には、抗生物質治療や消毒が必要であるが雄犬では肛門周囲腺の腫瘍、雌犬では肛門嚢の癌も疑われる場合があります。

<症状と原因~腎不全>

腎臓は、血液中の老廃物を濾し取る役割をしています。(血液濾過機能)この腎臓が何らかの原因でこの機能をしなくなった状態で、急性と慢性に区分されます。犬の慢性腎不全は、主に高齢期以降の犬にみられ、徐々に腎臓の働きが悪くなってしまう病気。

現在、腎不全の治療は、病気のステージによって食事療法、老廃物吸着薬の内服、点滴療法、その他の治療法などを組み合わせて行なう対症療法が主流となっている。

慢性腎不全は、進行性の病気のため治癒は期待できないが、これらの治療を組み合わせることにより、できるだけ症状の進行を遅らさせて飼い主さんが犬の為に快適で安心させる環境をの向上を計ってください。

急性に起こる場合でしたら、腎臓病・尿路結石によって起こることもあります。急性腎不全の症状としては、嘔吐、下痢、脱水症状を起す事があります。慢性の腎不全では、各種の腎炎が進行することで腎機能が低下して起きます。慢性では、食欲不振、多飲多尿、嘔吐、下痢などの症状が現れる。

<対策と治療方法~腎不全>

※急性腎不全の場合
おもな治療は尿の量をふやすこと、余分な窒素化合物を体内からとりのぞくこと、またたんぱく質以外の栄養を与えることです。

急性腎不全の場合、原因を取り除いてやる事によって腎臓の機能回復を図ります。この場合の腎臓の障害は徐々に回復する可能性もあります。内科的治療で、点滴により不足している水分を補ったりします。

短期間のうちに急激に腎臓の機能が低下し、体内に濾過しきれない老廃物が溜まる事により全身的な症状が出ます。原因として考えられるのは、感染症・中毒により腎臓自体に障害が起こし、事故などによる膀胱・尿道の障害などでも誘発し引き起こされる可能性あります。

※慢性腎不全の場合
輸液や薬などで尿の量を増やします。また、食事療法が中心になりますが、十分な水も必要とします。液体はときどき経静脈的に、または場合によっては経皮的(皮下)に投与します。

慢性腎不になりますと徐々に腎臓の機能が低下します。腎臓の3/4が破壊されてしまって機能しなくなった時に起きます。急性腎不全が慢性腎不全の原因になる事も考えられます。

破壊してしまった腎臓の細胞組織は回復はありません。その為に残った腎臓部分に影響がない為に、不足するために起こる障害を機械的に助けてやる方法が取られます。人間では人工透析になるのでしょうが、今現在では犬用の人口透析は開発されてません。

どこの動物病院でも行えるわけではありませんが輸液や薬などで尿の量を増やします。食事の治療をして十分な水も与えて下さい。液体は期間をおいて経静脈的に、皮下に投与します。

<症状と原因~膀胱炎>

犬の症状は、尿が赤い「血尿」をしてたり・トイレに頻繁に行なう・陰部を繰り返し舐めていたりなどの行動が見られます。傷んだ膀胱には尿が溜まって痛く辛くなりますので1回の排尿量が少なくなって、排泄の姿勢を何度の仕草をとります。膀胱炎が進行すると腹部の圧痛や排尿時の痛みなどがあらわれます。

通常、尿の流れは逆の方向に細菌が進入し、膀胱で炎症を起こすものをいう。希ではあるが、腎臓の感染、直接血液からの感染、前立腺の炎症が原因となる場合もある。膀胱結石は、慢性膀胱炎の原因となる。また、解剖学的特徴から、雄よりも雌の方が、膀胱炎を起こしやすいといわれている。

犬の膀胱炎は、普通,、細菌感染によっておこるが、,猫ではウイルスやその他によるものもある。膀胱炎の原因は,感染による一次性のものと,尿石や腫瘍などの形態的変状による二次性のものとに分けられる。

症状としては、濁った濃い色の尿、少量頻回排尿、血尿、悪臭尿、排尿時の痛み、血尿は排尿の終わり頃重症、白っぽく濁った尿もあり、残尿感、飲水量増加特に残尿感は、動物にとっては不快であり、あたかも飼い主は尿がでていないものと勘違いをすることもあります。

<対策と治療方法~膀胱炎>

最低2週間は抗生物質を投与します。尿検査結果が正常になったことを確認してから抗生物質の治療を終了します。抗生物質を使用し細菌感染を抑えると排尿の回数は減少して、血尿症状も改善していきます。慢性経過をたどっている膀胱炎では難治性となることがあり治療に時間がかかるものもあります。しかし、抗生物質の治療を終えたあとすぐに膀胱炎を再発する犬は、一膀胱に結晶か結石のある可能性があります。

もちろん大きなものが障害の原因になっているのなら、外科的の手術で取り除く場合もあります。



そもそも腎臓の主な働き 腎臓は体の背側に、一対ある臓器で、主に、 血液を濾過し、体に必要な水分や成分(電解質、糖分、アミノ酸、イオンなど)を再吸収し、逆に 不必要な水分や老廃物、毒物、代謝物を 尿として体の外へ排泄する役割がある。

主な病名
急性腎不全、慢性腎不全、糸球体腎炎、腎臓の腫瘍など

腎臓の病気についての詳しい説明は、各下の項目を参考にして下さい。

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