<症状と原因~血尿・尿に異常がある>
犬のおしっこの回数が多い、排尿の量が少ない、出ないけれども排尿の姿勢をくり返すなどがする犬は検査すると多くの確率で尿路結石か前立腺の異常、膀胱炎が疑われます。多く飲めば尿の回数も増えますが、多飲多尿も病気です。
結石が尿路をふさぐと尿がほとんど、あるいは、まったく出なくなり犬は大変苦しむので、すぐにでも病院に連れて行ってください。尿がまったく出なくなる尿閉を起こすと高度の尿意頻発、冷汗、不安感、苦悶状態などの症状が出て、犬は2~3日間苦しんだり、最悪な場合は命に関わる事もある怖い状態です。
<考えられる病気~血尿・尿に異常がある>
フィラリア症、尿毒症、急性腎不全、腎炎、子宮蓄膿症、糖尿病性ケトアシドーシス、消化器の病気、悪性リンパ腫、腹部の腫瘍、事故による頭部強打、感染症、内部寄生虫、中毒 、異物を呑みこむ
<対策・予防方法~血尿・尿に異常がある>
便が健康状態の目安であるように、尿もまた体の異常をすぐにあらわします。飼い主が犬の健康な時の尿の回数や色を知っていれば、何らかの変化が生じた時にはすぐに気付くはずです。日ごろから注意して見ておくようにしましょう。