<症状と原因~便秘>
食事量が少なかったり、排泄器官の異常や病気によって、排泄する時間や場所にて、いきんでいたり、排泄の姿勢をとっているのにも関わらず排便をしないようになります。(ただし食事量が多過ぎても排泄物が腸を通りにくくて便秘を招く可能性もあります)
<考えられる病気~便秘>
繊維質の過剰摂取、排便の環境の不適切、肛門周辺の毛のかたまり、前立腺肥大、脊髄の異常、骨盤の骨折、会陰ヘルニア、下半身のケガ、カルシウム(骨)の過剰摂取、甲状腺機能低下症、肛門嚢炎、先天的な異常(鎖肛)<対策・予防方法~便秘>
体の異常や病気によって便秘になる場合、その原因が直前の便に出る事もありますので、日頃から便の形状や色はチェックしてあげましょう。粘液や血液が付着していたりする場合、排泄時の痛みから排便を拒んでいる事もあります。被毛の長い犬種では、肛門周辺の毛がかたまり肛門を塞いでしまうために便が出なくなる事があります。このような場合、日ごろから肛門のまわりの被毛ブラッシングをしたり、伸びすぎた被毛を適度に切りそろえてやることで予防できます。
腸のためにと繊維質の多い食べ物であるサツマイモやキャベツなど与え続けると、逆に多すぎる繊維質によって便が硬くなり、便秘になりますので注意しましょう。
神経質な犬では排便しにくい環境におかれているためにおこる事があります。その場合にはトイレ周りを清潔にしたり、場所を変えたりするなどして対策して下さい。