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犬の口の病気一覧

犬の場合、人間と違って虫歯になることはほとんどありません。ですが、その代わりに多いのが歯垢や歯石の沈着による病気です。この病気はちゃんと歯磨きを行って、歯垢除去のおもちゃなどを与えてあげれば未然に防ぐことができます。

病院での治療は主にお薬(抗生物質、抗炎症剤)によって行われます。場合によっては歯を削ったり、歯を抜かなければならなくなります。治療のための通院やお薬はペットにとって身体的にも精神的にも良くありません。

また、歯が炎症したり、歯肉から出血したりすると、痛みによりご飯を食べたがらなかったりします。そうなると十分な栄養も摂れなくなり、みるみる痩せてしまったりと悪化の一途を辿ります。

このように問題が起きてしまってからでは遅いので、ちゃんと習慣的に歯磨きを行い、万が一、異常が見つかったときにすぐに病院へ連れて行けるよう、毎日パートナーの状態をチェックしましょう。

主な症状は、口臭の悪化、よだれ、歯がぐらぐらしたりします。もちろん歯垢や歯石が溜まっていないかも確認してあげましょう

<症状と原因~歯根の腫瘍(根尖周囲腫瘍)>

"症状は激しい痛み、発熱、口臭、よだれ、顔の腫れ、元気がなくなる等。歯がグラつくことにより噛む力が衰え、ご飯が食べれなくなることもあります。歯髄という部分に細菌が感染したことにより歯の根元に膿瘍ができます。また、他の病気が原因で発症することもあります。出来る場所が歯の根元であるため気付きにくい病気です。発症に気付かないまま病状が悪化してしまうと、膿が皮膚を突き破る恐れもあります。

<対策・予防方法~歯根の腫瘍(根尖周囲腫瘍)>

基本的には問題のある歯の歯髄の除去と充填、もしくは抜歯を行います。その後、腫瘍の状態によって抗生物質などの内科療法を行います。口内の病気は他の部位から転移してこない場合、ほとんどの病気がデンタルケアをしっかり行うことで予防できます。パートナーが幼い頃から口元や口の中に触れられても平気なようにスキンシップをとり、歯磨きを心掛けましょう。"


<症状と原因~エナメル質の形成不全>

原因は生まれてから4、5ヶ月後までの間に形成されるエナメル(ほうろう)質が、ジステンバー、栄養障害、物理的外傷などにより、歯がもろくなって折れたり欠けたりします。ほかの症状としては歯の表面が変色したり、知覚過敏が見られます。また、形成不全な歯の表面は歯垢・歯石が溜まりやすくなるため注意が必要です。



<対策・予防方法~エナメル質の形成不全>


歯垢や歯石が溜まっていればそれらを除去したのち、歯の問題部分を象牙質補填剤で覆って修復して、最後に歯の補強処理を行います。

<症状と原因~口内炎>

口腔内の粘膜に炎症が起きる病気です。先の尖ったものや、食べ物を食べたときに口の中を傷つけてしまうことがあります。傷の他にも糖尿病、歯周病、細菌・真菌・ウィルスによる感染症、腎臓病、やけど、ビタミン不足が原因となってできることもあります。栄養不足や体調不良のときは口内炎が発生しやすくなります。



<症状と原因~口唇炎>



症状は患部の痛みや痒みです。そのため、患部を自ら引っかいたりするので更に悪化していやな臭いを発したり、患部付近の毛がなくなってしまうこともあります。

原因は唇を怪我したり、唇に傷が出来た際に、患部に細菌が入り込み、唇に炎症がおきる病気です。また植物や化学物質に起因するアレルギーなどで唇が炎症を起こし、そこから細菌が入ってくることもあります。シーズーなどの短頭種や、唇が垂れている犬種に多く見られます。


<対策・予防方法~口唇炎>


患部を清潔に洗浄し、抗生物質や抗炎症剤の軟膏や、水溶性のクリームを塗って治療します。また、再発しないようにアレルギーなどが原因の場合には生活環境の見直しも行う必要があります。発症しやすい犬種の場合は特に口周りの清潔を保つように気をつけましょう。

<症状と原因~虫歯>

虫歯になると歯の色が茶色っぽくなり、更に進行すると黒っぽく変色していきます。口臭がきつくなる他、歯の痛みにより食事を取りたがらなくなることがあります。

犬の唾液は虫歯菌が繁殖しにくい性質があるため、人間とは違い、虫歯にはかかりにくいのですが、歯垢や歯石が溜まることにより繁殖する細菌が原因となって虫歯になることがあります。歯根部分や、食べかすが溜まりやすいくぼみ部分に出来やすい傾向があります。

<対策・予防方法~虫歯>

人間に行う治療と同じように、虫歯になっている箇所を削り、その箇所に詰め物をします。ですが、悪化しすぎていて治療が行えない場合は歯肉や歯髄を取り去ったり、抜歯することもあります。日頃から歯垢、歯石が溜まらないように歯磨きや、歯垢予防のおもちゃやガムなどを与えて予防しましょう。

<症状と原因~歯槽膿漏>

歯槽膿漏は、歯周病という口内の歯垢や歯石に繁殖する細菌が原因となって発症する病気の悪化が、原因となって起こる病気です。読んで字のごとく、歯周病によって歯茎が腫れ、歯肉から膿が出る病気です。出血が起こることもあります。やがて歯がぐらつき、最終的には抜け落ちてしまいます。また、細菌や膿により口臭はきつくなり、よだれを垂らすようになります。歯がぐらついている場合などは、痛がってご飯を食べることに消極的になりがちです。 さらに、歯槽膿漏を放置しておくと腎臓病を発症させてしまう恐れがありますので、症状を確認した場合には、直ちに動物病院で診てもらいましょう。

<対策・予防方法~歯槽膿漏>

歯石や歯垢は取り除くことができますが、抗生物質などの薬による治療方法は初期段階でしか効果が薄く、症状が進行しすぎてしまうと抜歯するほかありません。このような状態になる前に、毎日の丁寧な歯磨きで予防しましょう。

<症状と原因~歯周病 >

犬の歯に溜まった歯垢、歯石に細菌が繁殖して、歯肉に炎症を起こす病気です。歯磨きをしなかったり、歯磨きが不十分であることが原因となります。

歯周病はその進行度合いにより歯肉炎と歯周炎の二段階に分かれます。歯肉炎になると、炎症により、歯肉の色がピンクから赤に変わります。また白い歯も、歯垢が溜まるにつれて黄色っぽくなります。歯周炎にまで悪化すると、歯石が確認できるようになり、悪臭を放つようになります。

さらに進行すると、膿が溜まるようになって歯槽膿漏を招いたり、歯がグラついたり、歯が抜け落ちてしまいます。

このように歯肉が炎症を起こしたり、歯がグラついたりする痛みにより、ご飯を食べることに消極的になるため、食欲がなくなったり、痩せたり、元気が無くなるという症状も見られます。

更に歯周病の怖いところは、口腔内に留まらず、細菌が血管を通って心臓や腎臓などの他の部位の病気を引き起こす原因になることです。


<対策・予防方法~歯周病>


歯周病の治療は、初期の段階であれば歯垢・歯石を取り除き、毎日歯磨きを行い口内の清潔を保てば良くなります。それよりも状態が悪化した段階だと歯垢や歯石の除去と抗生物質を与えて治療しますが、更に症状が悪化すると抜歯しなければならなくなります。

歯の病気は、治療するより予防する方が簡単です。歯磨きを嫌がられないようにするために、ペットが幼い頃から口の周りや口の中に触れ、触れらることに慣れさせましょう。歯が生え始めたら、歯磨きを始めましょう。

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