<症状と原因~リンパ腫(リンパ肉腫)>
リンパ組織では、病原体から自分を守る為の免疫機能の中でも特に重要な働きをしています。その大事なリンパ組織が、猫白血病ウイルス感染症などにより感染した腫瘍化したのがリンパ腫です。
猫の腫瘍の中で最も多く発症するには、3~7才前後の猫に発生しやすい病気です。 症状としては元気消失、食欲不振などの全身症状の他に、発生部位に特異的な症状を示します。例えば,消化管に発生するものは嘔吐や下痢などの消化器症状,腎臓に発生するものは腎不全の症状。
リンパ肉腫の症状は、具体的なな症状はありません。食欲低下・体重の減少・元気がなくなる・発熱・身体の衰弱の症状です。リンパ肉腫の発生した部位により、呼吸困難・咳・貧血・嘔吐・下痢・胸水が症状としてあります。 そして神経に発生するものは不全麻痺などの神経症状を示したりします。原因としましてはネコ白血病ウィルスへの感染が多いようです。
<対策・治療方法~リンパ腫(リンパ肉腫)>
胸水を抜き取ったり、抗がん剤による化学療法などの治療法がありますが、いずれにしましても完治が難しい場合はネコの状態を考え少しでも良い状態を維持させることが重要になってきます。