<症状と原因~レッグ・ガルベ・ペルテス病>
大腿骨の頭への血液供給が悪くなり、壊死してしまう病気で、小型犬の1歳未満の若いものによく起こる。大腿骨が成長する時期に関節周囲の構造により炎症が起こり、血液供給の悪くなった大腿骨頭は、骨が縮んで変形して、股関節をつくる骨盤の骨と形が合わなくなる。
悪い方の後肢を上げていることが多く、そのため歩様は3本足で、ぎくしゃくしたものになる。症状が進むと筋肉の萎縮も起こってくる。
骨や関節の疾患は、怪我や先天性のもので起こるものが多いのですが、運動のしすぎが原因である事もかなり多いです。運動は健康維持の為、適度に行うにこしたことはありませんが、犬種やこの個体差によって、運動による体へのダメージはまちまちです。激しい運動の定義も個体差がありますので一概には言えませんが、激しい運動を行う事で「椎間板ヘルニア」や「股関節形成不全」などを起こす事がありますので、適度な運動を心がけたいです。
また、加齢によるものや、栄養バランスの偏りが原因で股関節や骨の病気を発症する場合もあります。代表的なものが、カルシウム不足から骨の成長に異常がおこる「くる病」です。加齢により同じくカルシウム不足などで骨折しやすくなったり、脱臼しやすくなりますので、年齢があがってきたら食事もそれに合わせて内容を変えてあげたいものです。
足をひきずったり、散歩を嫌がる、どこからか落下した、激しくうちつけた、などがあったら、早めに動物病院を受診する事がその後の生活への支障を軽減する早道になります。
犬がこんなときに…症状別対応
(年) | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
小型犬(歳) | 1 | 5 | 9 | 18 | 22 | 26 | 30 | 34 | 38 | 42 | 48 | 52 | 56 | 60 | 64 | 68 | 72 | 76 | 80 | 84 | 88 | 92 | 96 |
大型犬(歳) | 19 | 24 | 28 | 33 | 37 | 42 | 46 | 51 | 55 | 60 | 64 | 69 | 73 | 78 | 82 | 87 | 91 | 96 | 100 | 105 |
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