<症状と原因~貧血>
貧血という現象は、赤血球の数や赤血球の中にあるヘモグロビンの量が減ったときにおこります。貧血を引きおこす原因は様々で、出血や溶血のほか、骨髄が十分に赤血球がつくれない病気になっています。
血液中の赤血球やヘモグロビンの減少によって重要な臓器や組織に酵素不足が生じます。そうすると、心臓の鼓動が速まったりします。その結果貧血の症状を示します。
猫が重たい貧血になるには、いくつかの要因があります。事故にあって外科手術をして大量に出血をした。病気に侵され赤血球の機能が低下している。骨髄の病気になり赤血球が作れなくなった。
老齢になりますと、肝臓や腎臓の機能が働かずに、その結果で赤血球を作るのが低下してしまいます。
<対策・治療方法~貧血>
貧血の度合にもよりますが事故での大量出血などの場合は輸血をする場合もあります。腎臓・肝臓が原因の場合には、点滴や透析による対症療法を行ないます。
大量の失血がおこるような事故にあわないように猫の生活環境に配慮するのが大事です。また飼い主さんが貧血を引き起こさないように、予防的な生活を考えてください。