<症状と原因~フィラリア症(犬糸状虫症)>
空せきをしたり、喉に何かつまったような動作で呼吸が苦しそうだったり元気がなくなり、突然吐いてしまう事もあります。フィラリアは蚊が媒介します。
フィラリアに感染した犬から蚊が血を吸うと血液に混じってミクロフィラリアが蚊の体内に潜入します。その蚊が他の犬やネコを刺した場合に感染します。
フィラリアの成虫が(20―30m)右心室、肺動脈に寄生しまう事によって、呼吸障害・肝腎疾患・循環器障害などを発症します。媒介は蚊によっておこります。吸血の際にたくさんの子虫を皮膚から注入します。
それらが数ヶ月をかけて成長し、心臓のなかに雄と雌のフィラリアが寄生した場合たくさんの子虫を産みます。
安静時に猫が嘔吐しているので重症と考えられます。フィラリアで来院する飼い主さんの多くが喉に骨か何かつかえたようだとおっしゃってきますがこれはまぎれもなく咳です。
また呼吸器意外にも循環霜害から肝臓に負担がかかったり腎臓が悪くなったりと様々な症状をていしてきます。末期では腹水の貯留や血尿などもみられます。
<対策・治療方法~フィラリア症(犬糸状虫症)>
薬を飲ませる内科治療と直接虫を取り出す外科治療のどちらかが選択されます。猫のフィラリア症は、屋内・屋外でも同じように感染がみられています。これは蚊が室内に入って吸血して感染しています。
家の中にいるから安全という事は決して言えません。フィラリア症が発生している地域では、フィラリア予防薬で予防をしてあげることが猫を守ってあげる安全な対策法です。